2月 222013
今までの検証(University、Home Premium、サブスクリプションの追加、インストール)は、どちらかというと単に試してみたことを書き連ねただけでした。
でも、それだけだと情報としては分かりにくいので、今回は今までの検証で得られた知見をまとめて、さくっと概要を理解出来るようにしたいと思います。
Office 365(個人向け)の機能
日本とUSAなどの個人向けライセンス提供形態はかなり違うようです。日本市場は他の地域とは違うからということのようですが、今回はさっくりいきたいので、ここではその説明は省略します。
とりあえず、Office 365 Home Premium / Universityをさくっと説明すると何なのかはこのような感じです。
- ライセンスは契約期限の間使えるタイプ。Universityは一括で4年間、Home Premiumは1年単位もしくは1ヶ月単位で契約出来る。
- ライセンス期間中に新しいOfficeがリリースされたら新しいバージョンを使えるはず。(未確認)
- インストール出来るアプリはProfessional 2013相当。Word, Excel, Outlook, PowerPoint, OneNote, Publisher, Accessが使える。
- インストール出来る台数はHome Premiumの場合PC or Macで合計5台(含家族所有)まで、Universityは合計2台(個人所有のみ)まで。
- 商用利用(おうちにお仕事持ち帰るとか)はライセンス上NG。国内版のパッケージOfficeであれば商用利用が出来る。
- タブレットやスマートフォンへのインストールライセンスも付属。Universityは2台まで、Home Premiumは台数不明。
- 基本的にダウンロード形式。アカウントにログインすると好きなマシンでダウンロード・インストール出来る。
- SkyDrive の+20GB容量が付与される。無料で7GB(一部の旧来のユーザは25GB)なので、それらの容量に追加される。
- Skypeの月60分までの固定電話宛無料通話が付属する。40カ国以上とのことで、日本もその対象。
日本から買える?
結論から言うと、契約上の問題などは全て無視すれば、システム的には購入出来るようです。条件などは以下のような感じです。
- 日本では提供予定が無いため、日本のMicrosoft Storeなどからは購入不可。USリージョンのサイトからはUniversityもHomePremiumも購入出来る模様。
- 購入にはクレジットカードが必要。Visa, Master Card, American Expressが使える。Discoverも使えるので、Discover経由でJCB・Dinersも切れるかも。Home Premiumは自動更新のサブスクリプションなのでVisaデビットは無理かな。
- Home Premiumの購入にはPaypalも使えるっぽい。でも実際問題、Paypalを使う場合もクレジットカードは必要。
- Universityを購入したい場合、ほとんどの場合国際学生証(ISICカード)が必要。日本発行のISICカードで問題無い模様。
- USサイトで購入する場合、日本の住所はそのまま入力出来ない。Home Premiumの場合State・City・ZIPがチェックされている。Universityの場合もチェックはあるものの、実際には無視出来る。
日本語版のアプリは使える?
結論から言うと、使えました。
- ライセンス購入が英語であっても、アプリをインストールする言語はPC/Macごとに選べる模様。日本語だけでなく世界中の言語を選択可能。
- 1台に複数の言語をインストール出来るかは未検証。トリリンガル以上の人には重要な機能だと思いますが…
コストパフォーマンスは?
Universityのコストパフォーマンスは間違いなく高いと言えます。Professional Academicの1/3未満の価格で4年間使えて、かつSkyDriveの追加容量やSkype無料通話まで付いてきます。
Home Premiumは… 、場合によりますが、WindowsとMacを両方使うユーザにはコストパフォーマンスが高いはずです。別々にライセンスを購入する必要がありませんからね。
Windowsだけの場合、Office 2013を安価に購入する方法は他にもありますし、Office 365の法人向けサブスクリプションの提供も日本で始まったので、今後より細かく検証してみたいと思います。